私の幸福論 著者:福田恆存 本より思ったこと

ここに1人の老人が、福田恆存の思い出として登場する。

結論から言うと
自分が何か、創作活動をする際。
誰を登場人物にするか?
登場人物を考える際に、面白いアイディアだと思った。

どういうことか?

この本の中に、わずか1ページほど登場するだけだが
戦争に行けなかった老人が登場する。

「本来、誰の目にも止められない人」が
この作者の目の付け所の良さにより描かれている。
このように、作者(自分)にしか知り得ない、取り上げられそうもない
「この世界に実在する人間像」を描くことは面白いと思った。

戦争に出られなかった老人

この老人は、満員電車に乗れず、若者に押しのけられ、1時間もホームに立っている。
この人の人生は、しんどい。

失われた青春を送った、戦争時代の若者

青春を戦争にささげた若者よりも、戦争に出られなかった老人にフォーカスが向けられている。

まとめ

創作活動をする際に
一見目を向けられる人よりも、それと対比する形で
誰も見てない人を、描くと面白いと思った。

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Posted by okashiya